万一に備え、高齢者が飼育する猫のセーフティネットを構築し、残された猫の命をNPO法人CATSが守ります。
「負担付死因贈与契約」を活用し、「高齢者への保護猫譲渡支援」と、
高齢者が「安心して猫と過ごせる支援契約」をシステム化します。
保護猫の譲渡が進まない背景の一つに、年齢制限があります。
ほとんどの保護猫団体では、65歳以上の後見人のいない高齢者への譲渡を認めていません。
現在の家の中で飼われる猫は、平均寿命が約16年と言われています。
そのため、飼い主が先に亡くなるケースや病気になるケースを想定してのことであり、
保護猫団体として間違った選択ではありません。
翻れば、この問題を取り除くことが出来れば、高齢者層が新たな譲渡先として大きく展望が開けると考えます。
合わせて、すでに猫を飼育している単身高齢者が抱える不安を解消する選択肢の一つを提供します。
- 負担付死因贈与契約
負担付死因贈与契約は、贈与者の死亡を条件に贈与の効力が発生する`死因贈与契約」に、受贈者が何らかの義務や負担を負う条件を付け加えたものです。
受贈者が特定の義務や負担を負うことを条件とされるこの契約は、贈与者の意思を確実に実現し、遺言よりも実行度が高い点が特徴です。
「負担付死因贈与契約」と共に、
「安心して猫と過ごせる支援契約」をCATSと結んで頂きます。
- 【負担付死因贈与契約】
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飼い主様には、新たに生命保険(少額・短期)へご加入頂き、死亡生命保険をCATSへ託して頂く対策と、すでに入られている生命保険を利用する対策。ご自身でお持ちの財産(現金)による対策の3つがあります。
ご契約には法律の専門家を遺言執行者として指定します。
いずれのご契約も、飼い主様のご要望を伺いながら、CATS担当者に法律の専門家を交え、飼い主様の最適な対策をご提案いたします。法定相続人がいる場合、いずれも原則として法定相続人1名以上の同意書をご提出頂きます。
※生命保険の掛け金につきましては、契約時の年齢によって異なります。 - 【安心して猫と過ごせる支援契約】単身高齢者の見守りをしながら、高齢者が安心して猫を飼い続けられるお手伝い。
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契約を結んで頂くと、CATSスタッフが2週に一度、飼い主と猫の様子を伺いに訪問し、猫に関する様々な相談に応じます。
また、高齢者にはご負担になる、猫の爪切りやフード、猫砂などの購入や病院搬送などのお手伝いを行います。その他、猫に限らず困りごとがあれば、関係各所に繋げます。
遠方にご家族がいる場合には、WEBを通して、猫との様子をご家族と共有します。
飼い主が、外出中の緊急時に備え、契約者全員に「HELP CARD」を支給します。
飼い主の万一の時には、信託していただく金額を元にNPO法人CATSが猫の引き取りを保証します。
- Case.1 老猫
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全国にある「老猫ホーム」に委託し余生を過ごして頂きます。
- Case2 若い猫
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弊法人が預かり、譲渡会で里親を探します。交付された資金はその間の飼育費。残った場合は事業のサービス向上に使用。
私たちは、猫を飼いたい高齢者が、安心して猫を迎えることができる社会、単身高齢者の孤独感を軽減し、猫と暮らしながら健康に老いる社会を目指しています。
年齢で譲渡の可否を決めません。
猫との生活は、在宅時間が長くなりがちな高齢者の生活にハリを与え、生きがいとなり得ます。
また、猫に限らずペットとの生活は、認知症等の予防に有効であることが、多くの研究結果として出ています。
CASE2において、すでに入られている生命保険の受託者が変更できない場合、法務専門家のもと、委託者、受託者、NPO法人CATSで民事信託契約を結び、民事信託契約の受託者をNPO法人CATSとします。
民事信託契約の中身は、「負担付死因贈与契約」に準じます。
委託者の合意のもと、受託者がCATSに変更できる場合は、保険金受取人を介さずに保険会社から直接CATSに交付して頂きます。
猫を迎えたくとも経済的に保険信託や猫の飼育費用が負担になる高齢者
TNR+M活動の中で、リターン出来ない子猫は、初期医療を施し譲渡会へと繋げます。
その子猫の飼育を“預かりボランティア”として依頼。
病院代を含め飼育にかかる費用は全て弊法人が持つため、経済的な負担がありません。
預かりボランティアとなった高齢者は、里親が見つかるまで愛情を持って猫を育てて頂き、
希望によって譲渡会等にもご参加頂きます。
預かりボランティアに参加することによって、孤立しがちな単身高齢者の社会参加の機会を増やし、
保護猫を通した仲間が増え、社会にも貢献できます。
弊法人に帰属する猫のため、スタッフと密な連携をとることで、高齢者の見守りにも寄与します。
預かりボランティアとして、NPO法人CATSと協働しながら社会課題解決に向かうことで、
小さな命を繋ぐ輪が広がります。
新たな譲渡先として、単身高齢者を含む高齢者層へと裾野を広げ、
多くの飼い主のいない子猫の保護を進めることで、殺処分“0” を目指し、
同時に、高齢者の猫の飼育に寛容になり、奨励する社会の変化を促したい。